GTX1060-6GB for Mining Rig

 仮想通貨マイニングを行うにあたってはBlockchainを影ながら支えるという聖職もあるが、収益をあげられるかが第一の目的かと思われる。収益を見積もるにあたっては計算機器の値段、消費電力、計算能力を加味する必要がある。

 以下はNiceHashが提供している収益見積計算値(2018年1月時点)を一覧にしてみた表である。選定したGPUはマイニングを始めるにあたって値段が妥当(?)なクラスのものを選定しているが、在庫なし、価格高騰している時期と重なっている。簡易計算のため、電気代を含まず、120万円/BTCののレートで計算。

機器 消費電力 価格com
最安値(2018/01)
収益予想値
BTC/月
円換算
120万円/BTC
GTX1050Ti 75W ¥15,861 0.00362973 BTC ¥ 4,355
GTX1060 3GB 120W ¥25,658 0.00585162 BTC ¥ 7,021
GTX1060 6GB 120W ¥29,605 0.00737781 BTC ¥ 8,853
GTX1070 150W ¥52,962 0.01039487 BTC ¥ 12,473
GTX1070Ti 180W ¥59,370 0.01017693 BTC ¥ 12,212
RX550 4GB 50W ¥14,961 0.00306784 BTC ¥ 3,681
RX570 4GB 120W ¥34,130 0.00694385 BTC ¥ 8,332
RX580 8GB 185W ¥43,178 0.00760372 BTC ¥ 9,124

 消費電力で規格化した場合の収益見積はGTX1070のコストパフォーマンスが良くなり、購入額でのコストパフォーマンスはGTX1060-6GBがもっとも良くなる。

 購入価格はご時世での変動があるため、消費電力で規格化したコストパフォーマンスでの選定が良いと思われる。ここではGTX1070がもっとも効率が良いと計算できる。
 なお、リグを組む場合にGPUの枚数に応じた電源の確保が必須であり、8GPU構成を想定した場合にはGTX1070の150W x 8 = 1200Wはひとつの電源ユニットではかなり上限にあることから、今回のリグ構築では二番目のコストパフォーマンスであるGTX1060-6GBを選定。