Monitor NiceHash

 仮想通貨マイニングを行う上で大事なのが、放置はするが確実に24-7(Twentyfour-Seven:24時間365日)で稼働してくれること。NiceHashを使って遠隔監視およびメンテナンスの手法の紹介。

 NiceHashにつながっている機器のマイニング死活監視の一番簡単な手法はNiceHashにお任せ。
Web設定画面にログインし、”For Sellers”の”My workers” を選択して稼働しているアプリを表示。

 NiceHashを動かしているマイニングリグがアプリごと(V2 または Legacy版)に表示されるので、 “Check every” のプルダウンメニューにて適当な監視間隔を設定しておくと、アプリが落ちたときにNiceHashに登録したメールアドレスにメールが飛んできてくれる。

 気をつけるのはメンテナンスや設定変更を行っているときに”Disable”にしておかないとメールが来てビックリ。


 いざこのアラートメールが来てからの対処を如何に素早くに行うか。
Apple機器が多い環境下ではParallels Accessがお勧め。手元にあるiPad, iPhoneでリモート操作ができて即効性が高い。

 ダイレクトにマイニングリグをParallels Accessでリモートアクセス設定するのも良いが、有償アプリであることを考えるとアクセスされる側を増やすことは金銭面で考えなければならない。そこで、踏み台でとなる監視PC/Macをマイニングリグのあるネットワーク環境下に置いておき、Win10 Proで動かしているマイニングリグはWindows10 (Proに限る)のRemote Desktopを設定しておいてアクセス。

 Parallels Accessがルーター越しのIP無関係でマイニング室にアクセスを可能としてくれて、Win RDPがマイニング室内のマイニング・リグへのリモート操作を可能としてくれる。Parallels Accessのライセンス料とWin10 Proのライセンス料を加味して適切な手段を選択するのがベストかと。なお、Win10のRDPのみではルーター越しのリモートアクセスはできないので、Parallels Accessでない場合にはChromeやその他のルーター越しを実現できるRemote Desktopアプリケーションの選択が必要となる。

 マイニングを始める前に整備されていた環境と、余っているライセンスで手法が決まってくるかと。
なお、マイニングリグには極力負荷をかけない方が好ましいが、ネットワークが確立できていれば、Celeron/4GB RAM環境であればマイニングを邪魔することなく、どのリモートアプリでも快適に動作可能と思われる。

<<Parallels Accessライセンス料>>

 



 いずれにしろ監視とリモート操作を事前に確立しておくことで安心感が大きく変わってくるでしょう。。。


NiceHashのあれこれ

  • What is NiceHash? - NiceHash社は「プールサイト」ではない。NiceHash社の説明によると " NiceHash is a marketplace that connects buyers and sellers of hashing power.  " と謳っている。Sellerの持っているハッシュパワーをとりまとめてBuyerにマイニングの提案をし、とりまとめたハッシュパワーをマイニングプールサイトに提供してマイニングしてくれている。 リグを構築してNiceHashでマイニングを行っているマイナーが"Seller"であり、一種のクラウドマイニングを行っているのが"Buyer"ということに...
  • Sell power to NiceHash - niceHASH minerは2018年1月現在、Windows7以降のWindows専用となっているが、インストール後にビットコインアドレスを登録すればあとはアプリを起動すると、 ・自動でお題を受け取って計算 (自動マイニング) ・みなから集まった計算機器ででもっとも効率の良い通貨のマイニングを実行 (自動通貨選別) ・自分が提供した機器に最適のマイニングを実行 (自動アルゴリズム選択) をしてくれて、見守るだけでビットコインが口座に、...
  • NiceHash Initial Settings - niceHASH minerの設定はほぼボタンを押していけば問題なく設定出来るが、 ・・・ベンチマークが始まるとGUIの画面で進捗バーが表示され、コマンド画面では各種アルゴリズムの動作検証が行われている内容が表示される。・・・minerのver2.0.1.9からは同一機器のBenchmarkはスキップするようになったが、Ver2.0.1.8ではすべての機器のベンチマークチェックを行うので、GTX1060 6台の場合2時間かかった...

 

 

 

 


 

 


 



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