Network for NiceHash Mining
仮想通貨マイニングをするにあたって必要とされるリソースの例として以下が挙げられるが、ここではNiceHashを使ったマイニングを行う際に必要なネットワークに関して確認した結果を示す。
リソース | 内容 | 対応 | |
ネット | Network | 計算のお題と計算結果をネットで共有 | ネット固定料金 |
電気 | Electricity | 24時間Rigを動かし続けるので電気が必要 計算中はかなり熱を持つので冷却用環境が必要 |
固定電気代運用、再生エネルギー発電利用 |
場所 | Space | 24時間稼働のRigをおくスペースが必要 | 温度管理された場所の確保 |
お金 | Money | Rigを構築するにあたっての初期投資 | 高性能GPU/CPUがあればスタート可 |
時間 | Time | Rig構築やRig監視の時間 | はまれば時間を忘れる!? |
気持ち | Passion | 通貨価値変動に対しての気持ちの余裕 | 差金決済など投機には余裕を持っての対応が必要 |
知識 | Knowledge | Rig構築、通貨取引、処理アルゴリズム | 多くの先陣に謙虚に伺えばOK |
マイニングを行う環境がある場合には大抵使い放題のネットワーク(固定料金)が既にあると思われるが、全くの新設で電源コンセントしかない場合にはネットワークを新設する必要がある。光回線を新設した場合、ざっくり月額2,000円かかります。マイニングで得た報酬でまかなうことも可能ですが、せっかくなら安く済ませたいところ。
仮想通貨のマイニングでは一覧表の通り、「計算のお題と計算結果をネットで共有」するためにネットワークは必須ですが、概算でデータ【量】は5GB/月程度のやりとりがありますが、速度は求められていません。
IoTとおなじ考えでまかなえます。常時接続で、速度を求めないネットワーク。そこで使えるのが、モバイルデータ通信。それも低速でいいので固定料金のプラン。IoTのSIMで有名どころの”ソラコム”、500MBまでは無料の”nuroモバイル 0 SIM”。どちらも500MB程度まではほぼ無料で使えますが、マイニングでは先の通り【量】もそれなりにあるので、お薦めは以下です。Freetelは2017年に楽天に事業を売却して299円プランを新規契約をできませんが、”ロケットモバイル 神 プラン”は200Kbpsの速度ですが、321円/月のこ低料金で使い放題です。
<<Freetelプラン>>
<<ロケットモバイル 神 プラン>>
実際にFreetelで「節約モード」に設定してNiceHash minerを6GPUで動かした際の動作状況。光回線でつないでいた時とハッシュレートにも差はなく問題なく稼働しています。
モバイルルーターと低速定額格安SIMを使うことで、コンセントのみを準備したスタンドアローンなマイニングリグの構築が可能となります。
NiceHashのあれこれ
- What is NiceHash? - NiceHash社は「プールサイト」ではない。NiceHash社の説明によると " NiceHash is a marketplace that connects buyers and sellers of hashing power. " と謳っている。Sellerの持っているハッシュパワーをとりまとめてBuyerにマイニングの提案をし、とりまとめたハッシュパワーをマイニングプールサイトに提供してマイニングしてくれている。 リグを構築してNiceHashでマイニングを行っているマイナーが"Seller"であり、一種のクラウドマイニングを行っているのが"Buyer"ということに...
- Sell power to NiceHash - niceHASH minerは2018年1月現在、Windows7以降のWindows専用となっているが、インストール後にビットコインアドレスを登録すればあとはアプリを起動すると、 ・自動でお題を受け取って計算 (自動マイニング) ・みなから集まった計算機器ででもっとも効率の良い通貨のマイニングを実行 (自動通貨選別) ・自分が提供した機器に最適のマイニングを実行 (自動アルゴリズム選択) をしてくれて、見守るだけでビットコインが口座に、...
- NiceHash Initial Settings - niceHASH minerの設定はほぼボタンを押していけば問題なく設定出来るが、 ・・・ベンチマークが始まるとGUIの画面で進捗バーが表示され、コマンド画面では各種アルゴリズムの動作検証が行われている内容が表示される。・・・minerのver2.0.1.9からは同一機器のBenchmarkはスキップするようになったが、Ver2.0.1.8ではすべての機器のベンチマークチェックを行うので、GTX1060 6台の場合2時間かかった...
- NiceHash Mining to Cash - 仮想通貨マイニングを行う第一の目的はおそらく仮想通貨を取得し、最終的には手元に物品と引き替えのできる通貨にする事でしょう。仮想通貨のまま決算・支払いができる場所はまだ限られている2018年現在、日本では手元に日本円という法定通貨に変えたいところです。...
- NiceHash load on GPU - NeoScriptはFeathercoin、Orbitcoin、PhoenixcoinやUfocoin等に使われているアルゴリズムだが、他のアルゴリズムと比べてGPUメモリの使用量が多い。1.9GB使用することから、GPUメモリが少ないグラフィックカードではNeoScriptのマイニングを行う際にエラーが...
- Network for NiceHash Mining - NiceHashを使った仮想通貨マイニングをするにあたって必須なネットワークに関しはIoTとおなじ考えでまかなえます。 常時接続で、速度を求めないモバイルデータ通信。それも低速でいいので固定料金のプランFreetel(2017年に楽天に事業を売却して299円プランを新規契約をできません)や、"ロケットモバイル 神 プラン"...
- NiceHash Miner Ver2 or Legacy? (Geforce) - Load(負荷)確認画面でNHML1.8.1.8 (Legacy版)で動いているGPU1〜3はNice Hash Miner/2.0.1.10 (Ver2版)で動いているGPU4〜6と比較して負荷が低いのがわかる。 また、マイニングで肝心の計算速度だが、同じアルゴリズムを処理しているタイミングを見計らって速度を見ていると約3倍の速度差があり...
- GeForce with Radeon on dual NiceHash - GeForce GTX1060 6台のマイニングリグにRadeon RX560を2台追加した8GPU のマイニングリグでNiceHashを使ってマイニングを実施。NiceHashのアプリケーションはV2とLegacyバージョンがあり...
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