Grand Touring
購入資金・資格はさておき、公道を走行するために生まれた名だたる名車のうち特にピックアップされるフェラーリの名車の特集。
現在新車で数千万円するフェラーリだが、クラシックフェラーリとしてコレクションの分類に入るこれらは現在数億円ともいわれる価格で取引されている。この高価格はフェラーリの絶妙な販売戦略に寄るところが大きい。生産計画段階で購入希望者を募り、希望者人数から1を引いた生産台数にするという戦略がとられている。このため、”1”に選定されてしまった人が次の購入に向けてさらに購入意欲を注ぐという流れである。ちなみに購入希望者はフェラーリ社が選定しており、プレミアムカーに関してはまず最初の希望者リストに入ることすら難しいといわれている。
真相ではないが、噂としてランボルギーニ社の創設者であるフェルッチオ・ランボルギーニはフェラーリ購入資格が得られなかったためにランボルギーニ社を立ち上げたとか・・・ 本当の所はトラクターの製造販売で財を成したフェルッチオが購入した250GTシリーズのアフターサービスが悪いとエンツォ・フェラーリに苦言したところ無視され、対抗してランボルギーニ社を設立したといわれている。。。
250GTO
- Born to Race -
Gran Turismo Omologato
1962年2月24日に250GTOの初号車 chassis#:3223GT がマラネロにて発表された。
250GTOの初戦は1962年3月23日、アメリカ・フロリダ州で開催されたセブリング12時間レースにてFerrari 250TRに続く総合2位、GT3クラスで優勝という華々しい戦績が [...]
365GTB4
- Last FR Racing Tourer- Daytona
1967年のデイトナ24時間レースで、歴史に残る1-2-3ゴールを達成したフェラーリ。これに敬意を表して1968年秋パリ・サロンにて発表されるやいなや「デイトナ」のニックネームを授かったモデル「365 GTB4」。
308GTB・GTS
- Dawn of V8 series - Ferrari 308GT系はフェラーリのV8時代の幕開けを告げる車種となり、近代フェラーリの量産体制を築く車種となった。Ferrari 288GTOの原器ともいわれる308GTシリーズは美しいスタイルとクラスのトップをいく性能により、販売開始と同時に成功を収めた。
288GTO
- Dream to Race -
フェラーリによる正式名称は"GTO"であるが、1962-64年に生産されたフェラーリ250GTO特別するため、ファンの間では"288GTO"とよばれている2代目GTOである。ホモロゲーション用の200台を超えた 272台が生産され、戦う場を失ったが、熱狂的なコレクターからの注文が殺到した。